〜オメガ三姉妹の長女、オレインさん登場!の巻〜


 こんにちは、オイルソムリエの
オイリ子です。今回は、オメガ-9系脂肪酸のお話し。オメガ-9の代表選手はオレイン酸です。

 

オレイン酸が加熱できる理由

オレイン酸は、オリーブオイルや菜種油に多く含まれるオメガ-9系の脂肪酸です。

脂肪酸がどんな形をしているかというと、炭素と水素が手を結んで鎖のように長く繋がって、その鎖の一方の端に酸素原子が2個ついた構造をしています。端っこに酸素元素がついているほうをデルタ・エンド、もう一方の端をオメガエンド呼んでいます。

オメガ・エンドから数えて、最初の二重結合が9番目と10番目の炭素で起きているものをオメガ-9と呼びます。二重結合が一個だけだから、一価不飽和脂肪酸です。

多価不飽和脂肪酸に比べると、酸素の結びつきやすい穴が1カ所だけだから酸化しづらい!!!

・冷蔵庫にいれなくても大丈夫

・加熱できる

つまりは、保管管理にそれほど神経質にならずとも良く、いろんな料理に活用できる、とっても使い勝手の良い健康オイルといえます。サラダに良し!揚げ物もOK。まさにオイル界のオールラウンダーといえるかも。

*ただし、長時間の加熱は、せっかくの栄養成分が壊れたり酸化が進むといったデメリットもあります。特に高品質のオイルは短時間の加熱で済ませたり、料理の仕上げに使用するなど、品質を劣化させないような活用をおすすめします!

 

オレイン酸はどんな食品に含まれる?

オレイン酸が主成分のオイルといえば、真っ先に思い浮かぶのがオリーブオイルと菜種油ですよね。オリーブオイルに至っては、その含有量は75%以上と、植物オイルの中でも群を抜いて高い。しかも美味しくて汎用性があることから、どこのご家庭でも大活躍なのではないでしょうか?コールドプレスで搾られ、正しく保管管理されたオリーブオイルは、まさにフレッシュジュース!美味しすぎるので、使い過ぎに注意が必要なくらいです。

このオレイン酸、実は私たちの体内でも合成されるオイルです。肉類バター・チョコレートなどに多く含まれるステアリン酸(飽和脂肪酸)が、体内の代謝酵素によりオレイン酸に変換されます。液体になることで、カラダの中を巡りやすくなるのですね。

食用油には、菜種や椿などの「種」を原料にしたもの以外にも、アーモンドオイルやアルガンオイル、カシューナッツオイルなど、木の実の「仁」から抽出されるもの、また、オリーブやアボカドなどの果肉が原料のものもあります。

オリーブオイルやアボカドオイルは、果肉をそのまま搾るわけですから、
とにかく収穫してから搾油までに時間をかけず、フレッシュな果肉からオイルを搾り取ってあげることが大切です。

 

搾油方法はいろいろ

 

コールドプレス(低温圧搾)

材料に熱を加えずに、ゆっくりと圧力をかけてオイルを搾り取る方法です。

 

ホットプレス(高温圧搾)

効率よく油を搾り取るために、加熱温度を高くし圧力をかけてオイルを搾り取る方法です。圧搾の際、摩擦熱で温度が上がると、酸化を促進するだけでなくせっかくのビタミンやポリフェノールが破壊されてしまいます。

 

遠心分離法・溶剤抽出法

また昔ながらの搾油法以外にも、遠心分離法や溶剤抽出法などの抽出方法もあります。原料からムダなく油を抽出できるので低コストで大量生産に向いていますが、どちらも製造の過程で加水や高温処理を余儀なくされるため、トランス脂肪酸を発生させたり品質の劣化が気になるところです。

 

オメガ-9系のオイルは比較的酸化しづらいとはいえ、製造の過程で高熱処理や化学溶剤を使用すれば、何らかの品質の劣化があるものと考えていいでしょう。菜種油もオリーブオイルも、コールドプレスの一番搾り(エクストラバージン)が一番!ビタミンやファイトケミカルも損ないません。

もしあなたが、オメガ-9のオイルは酸化しづらいから大丈夫!と、大きなペットボトルに入った安価なオイルを繰り返し使っているとしたら・・・

オメガ3姉妹のように、いつまでも若々しさを保ちたいなら、賢くオイル選びをしないとね!